2022年の今現在、ラジオを取り巻く環境はどうなっているか?
ネット全盛の今では、テレビ離れさえ起きているのが現状だ。
これは国内中波放送にも言えることで、
聴こうと思えばradikoなどで遠方局の放送さえノイズレスで聴取可能な時代。スマホですべてを賄えるようになった今、
ながら聴取のリスナーは一定数存在するものの、雑音混じりの放送をわざわざ[ラジオ]で聴こうなどと、よほどの好事家でなければ思わないだろう。
遠距離受信をサポートするニッチなニーズを支える製品も、ほぼ絶滅状態。
話をFRG-7にフォーカスしよう。中波帯を受信可能だがバーアンテナは内蔵しておらず、外部に真っ当な空中線を展開しないとその性能は発揮されない。
単純にワイヤアンテナでも張っておけば遠方局もそれなりに受信出来る・・・とはならなかった。
これでは目的を達せられない! と、FRG-7を使って国内中波局DXを実現するために補器類の製作を開始、その記録である。
2023年、中波放送は段階的運用停止に向けて動き出す・・・
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