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補器類製作に至った経緯とは?

 YAESU FRG-7には背面にMW用ハイインピーダンスアンテナ端子があり、ワイヤアンテナの接続が可能。 中波受信のため軒先の雨樋に沿って張った10m長のワイヤアンテナをFRG-7へ接続。 RX本体にプリセレクタがあるためアンテナチューナ(カップラー)レス接続としたが、 残念なことに遠距離局の受信には'簡易ワイヤアンテナ'は実用にならなかった。 FRG-7入手当時(2012年)にはアンテナカップラーを設計するスキルもなく、ワイヤアンテナでのMW受信を断念。 ループアンテナを用いることにした。

 私にとって'中波受信用ループアンテナ'謎のトライアングルアンテナであり、これに倣って同調式ループアンテナの製作に取り掛かった。 本来「謎のトライアングルアンテナ」の運用は、RX(ラジオ)本体のバーアンテナとの相互作用が前提だが、FRG-7にバーアンテナは装備されていない。そのため同調式ループアンテナとRXを接続するには常套手段としてピックアップエレメントが必要。しかし感度アップを狙ってピックアップエレメントとRXの間に高周波増幅回路を配すると事態は急変。 同調ポイントが消失し、広帯域受信アンテナ(非同調アンテナ)として振る舞うようになった。何故このような結果を招くのか長らく原因不明だったが、 その解決に外部プリセレクタが有用だと判明、これが補器類製作のトリガーとなった。



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