1390131 1391401 5576-A01

IBMが遺した逸品を愛でる

IBM keyboards for Personal Computer

















人間とコンピュータの接点

 私が初めて購入したパソコンが日本IBMのAptivaだったことも理由だろうが、IBMのキーボードがお気に入り。 キーメカニズムであるバックリングスプリング方式の虜になった、と云った方が正しいかもしれない。Aptivaには型番5576-B01のキーボードが添付されるが、 初めて購入したパソコンゆえ特に不満もなく使っていた。しかし、2か月と経たないうちに 5576-A01 のキータッチを体験する。 こんなキーボードがあるんだ!と驚くばかりで、これを機にキーボードに興味を持つようになったのである。

メカニカルキーボード!?

 5576-A01 はすでに新品入手不可で、IBMパーツセンターにも在庫が無い。そこでFILCOのメカニカルキーボードを購入した。 5576-B01 のふかふかキータッチよりはカチカチ決まる感触がなんとも言えず良いのだが、それでもA01のそれとはまったく違う。 バックリングスプリング式のキーボードはないものか?と調べていると、IBMロゴの付いた model-M と呼ばれる101配列英語キーボードがあるという。 当時アキバにあったキーボード専門店ネオテックを通して購入したのが俗にいう 1391401 である。重量感たっぷりでDOSゲームなどでキーを連打してもズレるということを知らないヘヴィデューティなキーボードで、外国人のでっかい手で打ち込んでも「持ち堪えられる」仕様とはこういうのを指すのだな、と実感した。

101 エンハンスドキーボード 

 また不思議なことに、101配列のキーボードを使うと日本語キーボードでの入力が面倒になってくる。キーボードを眺めてみれば分かるのだが、 Windows 9x以降に登場した109配列キーボードでは最下段(一番手前)に、無変換、スペース、変換、ひらがな、 など日本入力に特化したキーがところ狭しと並んでゐるところへさらにコンテキストキーやウインドウズキーが割り込んできて誤打も増えた。

 101配列では、長いスペースキー(バー?)の両脇にAltがあり、その外側にCtrlキー。シンプルゆえに誤打がない。一度これを体験してしまうと後へ引けない。 Think Pad も、560、570、s30 と、日本語キーボードを英語キーボードへ交換したほどだ。日本語FEPにVJE-delta を使っていたが、カスタマイズして101キーでも 日本語入力を快適に打ち込めるようにした。(スペースキー変換)

ネオテックまで遠征?

 すっかりIBMキーボードの虜になった私は、ネオテックへ出向いていろいろなIBMキーボードを見せていただき、試し打ちもさせてもらった。 通称「角ロゴ」と呼ばれる 1390131 や、ずっと探していた 5576-A01 も購入。さらに 5576-002 まで入手する始末。極め付けは、PC/AT 84キーボード。 2キロ近い重量があり、ThinkPadと遜色ない重さは「キーボードとは何たるか」を無言のうちに語ってくれる。キー配列が特殊で、巨大なEnterキーや ダイヤモンドカーソルが使いやすいAキーの左隣がCtrlキーで、CapsLkキーと位置が入れ替わっている。 最初は戸惑うが、日本語入力ではさほど頻繁に使うわけではないので、すぐに慣れる。

 一時期は自宅部屋にサーバーPCを含め11台のデスクトップPCがあり、手に入れたIBMキーボードを各々繋いで悦に入っていたが、定年前年まで勤めていた会社を 辞める羽目になり(コロナ禍)、複数のPCを所有する意味を失いその多くを処分。数多?のキーボードは陽の目を見なくなり 今では押し入れでホコリを被る有様である。1995年製 IBM Aptiva が現在も手元にあり、稼働可能。OS/2 Warp や PC-DOS7/VやWindows 3.1 /95が走る。 これに 5576-A01 / 5576-002 や PC/AT 84キーボードをとっかえひっかえ繋いでは、IBMの遺した名機を愉しんでいる。

変わり種 = part 1 =、SEGA TERA DRIVE 106キーボード

 その昔、SEGAがゲーム機とDOS/Vパソコンを合体させたTERA DRIVEを販売していた。(パソコン部はIBM製) これに添付された日本語キーボードが隠れた名機(迷機?)。筐体の形状はIBM Model-M と同じで、シリンドリカルステップスカルプチャ配置の日本語106配列キー、 スイッチはアルプス製。5576-002と同じ感触か?と期待したが、廉価ゆえそれとはかけ離れたチープなキータッチとなっている。 見た目だけは「おっ!」と思わせてくれる存在感溢れるキーボードだ。色が「黒」なのもレアである。


変わり種 = part 2 =、キネシス・アドバンテージ 2

 PCを大量処分する間近で手に入れたものに、キネシス・キーボードがあった。DVORAK配列(プログラムで配列変更可能)で、 左右のキーが離れていて、肩や手頸が楽な姿勢で入力出来る。が!!!、キーの配列形状が特殊で、お椀をひっくり返したような状態でキートップが並んでいる。 打鍵というよりも、引っかくように指先で押して入力する感覚と云えばいいのか。とにかくデカいし、価格も45000円!(購入時)と超弩級。 これをバシバシ入力出来るようになればカッコよかったが、使いこなす前にPC共々泣く泣く手放した。IBMキーボードに拘るが故、出会うのが遅すぎた。  


====== IBM Keyboard Collection ======


 各キーボード画像は後日アップします


 

 所有したキネシスの画像が無いので、WEBサイトより引用
 画像のキー配列は QWERTY配列になっている


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