TOYOTA PASSO TRD 1.3 RACY Sports M / 5MT

還暦ヲヤヂのクルマいじり

コンパクトカーを愉しむ?! = part 2 =

Updated!! '25 Oct. 9












同時所有、再び・・・

 2024年2月、パッソ・ユルリ(KGC30)を購入した。時間的期限と予算の都合上選択の余地は全くなく壊れずに動けばよい程度にしか考えておらず、 「成り行き購入」したのであってネクストカーを見つけるまでの「下駄代わり」のつもりだったが ・・・

 TRD監修のスポーティ仕様 / RACY / (QNC10改)、1300cc 5速MTにはTRDによるワークスチューニングが施されている。 TRD製サスペンションキット(ヘタってはいるだろうが)、エアクリーナ&スポーツマフラー、専用エアロ、MOMO製革巻きステアリングが標準装備。 トランスミッションは輸出仕様に採用のフロア5速マニュアル、 社外アルミホイール&16インチ/45ロープロファイルタイヤ装着で還暦過ぎのヲヤヂが乗るには丁度良い。 14年ぶりのマニュアルミッションは私個人にとって何よりの魅力。
 

クルマいじりを始める

 30系パッソ・ユルリにはいろいろ手を加えたが、レーシーはどうなのか? 購入から2か月が経ちクルマ固有のクセも朧気ながら把握しつつある。 ユルリよりもレーシーをドライブする時間が多く、やはり乗っていて楽しいのはマニュアルミッション仕様。操作している感は代えがたいものがある。

アーシング / エンジンルーム編

 お手軽チューニングの定番として、まずはアーシングを施した。バッテリーマイナス端子から、ミッションケースとクロスメンバーの2点にボディアースされている純正ケーブルを15sqと8sqのケーブルに交換。燃費への効果もノーマル状態でのデータ収集をしていないので「差異」を論じることが出来ないが、ラインオフから16年も経てば劣化もそれなりだろう。(作業日:2024年12月11日)



シリンダヘッドとバルクヘッドがケーブルで繋がってゐるが、貧相極まりない。




8sq ケーブルに交換。




バッテリマイナス端子にTBを装着。ミッションケースには15sq、クロスメンバーと左サイドメンバーに8sqのケーブルを介している。 各アースポイントとBATTマイナス端子間の抵抗値は0.03Ω。これをケーブルで短絡した。30系パッソにあった電流検知センサーはレーシーでは未装備。




カムカバーとフロントメンバーをケーブルで結ぶ。カムカバーとボディアースは同電位となる。




シリンダヘッドとバルクヘッド、右サスペンションハウジングを結ぶ。ケーブルなしの状態でBATT端子との抵抗値は0.07Ω。

 ラジオAM受信時にノイズが乗る。エンジン回転に伴いノイズも変わるので、オルタネーターからのノイズかと。エンジンルーム内のアーシングポイントを変更しても変化がないので、オーディオユニット側のアースが弱い(不安定)と思われる。ボンネットはボンディングワイヤ(平編線)を介してボディと短絡した。ラジオノイズに効く場合もある。


バルブ交換

 ライセンスランプ(ナンバー灯)をPIAA製 LEDバルブ(6000K)に交換。ランプホルダーのレンズ(カバー)内側が16年分の泥と埃で酷く汚れていたので、 洗剤を用いて洗浄した。バルブ交換と相まって見違えるほどの光量を確保。

 クリアランスランプの交換は、バルブホルダーの場所が奥まった位置にあり30系パッソとは段違いに難しい作業になるため今回は見送った。 みんカラの記事など参考に、予備知識をつけてから挑みたい。ヘッドライトはHID仕様なので現状交換は考えていない。

 フォグランプは IPF製「極黄」(2400K)に交換。LEDバルブを選択するとコストは\10000増となるため、常時点灯しないものに高額投資は無駄と判断。 ハロゲン仕様をチョイスした。HB3/4兼用で、レーシーではOリングはグレー(細)を用いて装着する。(交換日:25年1月15日)



標準採用のバルブより黄色光が強い。雨天には効きそうだ。




バルブ交換のためにカバー等を外すのだが、その際クリップが経年劣化で簡単に破損してしまう。 中には欠損しているものも。再利用不可と割り切って作業前に新しいクリップを準備しておきたい。
交換したクリップ品番 90044-68378 (旧:90044-68320) / 90044-67555 各々\110(1個)


 

ライトレンズ研磨

 ヘッドランプ&フォグランプを市販のレンズクリーナーで研磨した。すでに研磨済みのユルリ(KGC30)と比べると、レンズの曇り(くすみ)が気になって仕方ない。 レーシー購入時に販売店側で、ロービーム光量不足による車検トラブルを避けるべくレンズを磨いていたのは見て知っていた。故にそのままでいたのだが、 フォグランプをイエローバルブに交換した際レンズ研磨の必要を感じた。

 実際に磨きを入れるまでは「そんなに変化がないのやも?」と思ってゐたのだが、いざ磨き終わるとそれは余計な心配であると判明。 リフレクターのラインやバルブカラーがハッキリ分かるようになった。研磨に使ったウエスの汚れを見れば納得だ。 ベールを剥がしたような透明感・・・そんな形容がしっくりする。 (作業日 25年 1月22日)

 

ポジション球交換、「今回は」断念

 天気も良く時間もあったのでポジション球の交換を試みた・・・が、遭えなく玉砕。結論としてはバルブソケットにアクセス出来ないのである。 正攻法(サービス修理書に記載)にて作業を進めるも、全く話にならない。タイヤは外さなければならず、タイヤハウス内のカバーを外せとあるが、外したところでロー&ハイビームバルブへの配線ケーブルが邪魔をして手が届かない。仮にソケットが外せたとしても新しいバルブに付け替え再装着するスペースはない。気が付けば作業開始から2時間以上経っている。ポジ球交換にこれではタイパ悪すぎ。

 追記 ; フロントバンパー&ヘッドランプASSY完全取り外しによる、ポジション球交換予定。ついでにヘッドランプバルブ交換 (ロービーム / D2R:6000K ハイビーム / H7:5000K)も視野に入れ考えている。(3月初旬作業予定)

 交換パーツ D2R・HIDバルブ スフィアライト製(純正交換用) // H7・ハロゲンバルブ GIGA(Carmate)// ポジション球・LED 6600K 80lm (PIAA)
 

ポジション球交換、しかし・・・

 延び延びになってゐたポジション球の交換を行った。汗ばむほどの暑さゆえ、ケーブル被覆なども柔らかくなり作業もしやすいだらうと云ふ目論見だ。 事実、2月ごろとは全く異なり右側は手だけで難なくランプホルダが外れた。左側も若干手古摺ったりはしたが予想よりも簡単に外れてくれたため、今回の作業は楽勝か?と思ったのだが、問題はホルダの取付だった。

 右側はそれほど難儀をせずに済んだが左側は・・・1時間格闘しても取付が出来ない。ヘッドライトASSYの穴に突っ込むことは出来ても、ホルダを固定させるため回してロックがどうにも動かない。ドライバでアシストしようにも、リブだのステーだの、エアコンパイプなどが邪魔して一番力を掛けたいところに届かない。バッテリーが邪魔・・・ってんでバッテリーを下ろしても状況は改善しない。あーでもないこーでもないと格闘すること1時間、あたりがすっかり暗くなってしまったので作業を中断した。 そうはいっても固定しないままではマズいので、両面テープを用いて仮固定とした。


 ポジション球交換後の画像。先にアップしたフォグランプの画像と比べると色温度が変化している。
 (PIAA製 T-10 6600K / 80lm)


 

ルームランプバルブ LED化

 ルームランプバルブを全てLEDに交換した。ルーフとラゲッジはすでに交換済みだが、フロントシートのマップランプは未交換だった。 レンズをプッシュすることでON/OFFを切り換えるタイプなので、レンズカバーを外さねばならぬ。歳を取るとこういう作業が億劫になってくるため後回しに。


マフラーアース

 22sq平編組線を介して、マフラーパイプとボディを短絡した。マフラーフランジ部付近のボディ側にボルト装着が出来そうなネジ穴が見つからなかったため、 マフラーパイプにステンレス製穴あきステーをバインド。ステーには自作放電索を2つ装着してスタティックディスチャージャに見立てている。

 オカルトチューン呼ばわりされるマフラーアースだが、施工すると変化を感じるのは気のせいではなかろう。排気音に感じるような変化はなさそう。 作業日;2024年12月27日。燃費だが、マフラーアースを施してから16.7km/Lを記録。これまで16km/LがMAX値だったので、それなりに効果が現れていると考えてもいいのではないか? ('25年1月14日時点)

 マフラーアースの画像は後日アップします


ホーン交換

 ユルリ同様、安っぽい音色のホーンはどうもいただけない。今回もユルリに装着したものと同メーカーのホーンに交換してみた。ただし今回は400Hz仕様をチョイス (ユルリは440Hz)。リレーは用いず、純正ハーネスをそのまま利用して装着した。

追記
 ホーンの取付に不備があり、クーラー用パイプに干渉したせいで冷媒漏れが発生。クソ暑い時期にエアコンなし状態を強いられた。(自業自得だが)  このため、パイピング交換修理を依頼したが、補修用パーツ在庫ゼロ(しかも生産中止品)が判明した。車齢16年にもなると欠品が多くなるのも致し方なしか。

 ホーンは一旦純正品に戻したが、再度社外製ホーンを装着、今回は2連装とした(400&440Hz)。単装とは違い、車格にそぐわない大型セダンのような音を発する。 当たり前だが、ホーンが2つになったことで音量も大きくなっている。



純正取付位置のネジ穴を利用して装着。前回とは異なり、ホーンに付属のステーを120°ほど「ひん曲げて」クーラーパイプに干渉しないよう処置。 ホーン用の配線には苦労することになったが・・・





追加したホーンはブレーキフルードタンク近くの空きスペースへ。
リレーもここへ割り込ませている。

作業完了日:2025年10月9日


DIY塗装

 購入時に納得済みだったのだが、塗装のヤケが気になっている。リアスポイラー、バックドア天面、ルーフサイド左右、右フロントフェンダーのトップコートが剥げ、 メタリック感がない。特にRスポイラー、バックドア天面は光沢がなくルーフサイド左右の一部は完全にメタリックが剥げて下地が見えてしまっている。 普通に考えたら全塗装・・・といきたいところだが、無い袖は振れぬ。ルーフを吹くだけでも12万越えなのだそうだ。

 80スープラのリアフェンダー半分くらいを缶スプレーで塗ったことがあるが、あの時はイイ感じに仕上がった。所詮は16年前のクルマ・・・遊んでみるのも悪くない。 いっそのこと、プレスラインで区切って別色にしてやろうかとも思ってゐる。


エアロスタビライザー

 ユルリには、23個のエアロフィンを装着している。100km/h + α速度で効果が現れるのを確認しているので、レーシーに第一段階として、ドアミラーとCピラーへ装着。 まだ高速道での走行をしていないので効果のほどは不明だが、ユルリとはボディサーフェスが異なるので、装着場所や個数は検討しながら追加していく予定。


エアコントラブル

 2025年8月、昨年以上の酷暑が原因なのかエアコンが冷えなくなってしまった。強力ではないにしろ当初は冷風が出ていたのだが、日を追うごとに効きが悪くなり とうとう冷えなくなってしまった。近隣の「自動後退」へ持ち込みエアコン・ガスチャージをお願いしたのだが・・・紆余曲折ののち、ガスクリーニングのみに留まった。

 その後のことは割愛するが、どうにもこうにも冷えが「イマイチ」のため、応急処置的にエンジンルーム内の低圧ガス側パイピングをヒートインシュレータでカバーしてみた。すでにエヴァポレータを抜けた後なので関係ないのかもしれないが、コンデンサーへ流入するガス温度が少しでも低い方がいいのでは?という、素人考えだ。狭いエンジンルーム内で地獄のように熱い中を剥き出しのパイピングが走っており、常にエンジンの排熱にさらされているのだから尚更だ。




正しい対処なのかは定かでないが、以前よりは冷えるようになった。

エアコンが冷えなくなった本当の原因は、パイピングの劣化による冷媒漏れだった。(ホーン交換の項を参照されたし)



 

サスペンショントラブル

 それまであまり気にならなかったのだが、サスペンションから異音が発生するように。微々たる音なんてものじゃなく、フロントノーズ全体から 「ガシガシ」というか「ゴリゴリ」といったタイヤの回転に伴う振動とも云える感じなのだ。スープラに乗っていた頃のように常日頃からクルマ弄りをしていたら もっと早く気付けたのかもしれないが、プリウスに乗るようになってからは こういった事象に「鈍感」になってしまったのだろう。

 結局は修理工場スタッフが「ストラットとホイールが干渉している」のを発見してくれた。いざタイヤを外してみると、 ホイールリムがストラット(ダンパー)に干渉している。このホイールを選択したのは前オーナーなのだが、オフセット量を甘く見たのだろう。 195タイヤに7Jのホイールで、「引っ張りタイヤ」にしたかったのだろうか?これが6.5Jくらいなら問題なかったと思うのだが。

 右はともかく、左側が酷く干渉しているが、問題はホイールというよりバランスウエイト。リムに挟み込むタイプなのだが、これがダンパーに擦れていた様子。 タイヤが直進状態ならば問題ないが、切り返しなどでフルロックまでステアを切ると「アウト」である。応急処置として3o厚のホイールスペーサーを噛ましたことで異音はしなくなった。以前の私ならホイールを買い替えただろう・・・





丸で囲んだ部分が干渉のせいで地金が露出。撮影後、錆止めを塗布。
右側ストラットは問題ない。


 

干渉により、本来の装着位置から移動したバランスウエイト。
当初は問題なかったのに何故干渉するようになってしまったのか?そこが問題。


 

汎用のホイールスペーサーを装着。遊びが大きいのでセンター出しをしないと気持ち悪いが・・・
ホイールを仮止めした状態にて目測で修正。



 空力特性の良いハッチバックボディではないが、ボーイズレーサー的な雰囲気を纏っている。これは多田哲哉マジックなのか?

 
四方山話

 購入費用が安く5速MT、しかも今乗っているパッソの前型という単純な理由でレーシー購入に至ったが、冷静になって考えてみると「正しい判断だったのか?」と一抹の不安も。2008年製であり維持には低年式車ならではの問題がつきまとう。実際、メーカー在庫ゼロのパーツもある。

 とはいえ、この先何年乗るか?という視点ではあと4年後を期限と考えている。現在の遠距離通勤が65才過ぎて続くとは思っていない。それまでは可能な限りトラブルフリーとなるようメンテナンスをしていく。



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